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Home » お役立ちコラム » フリーランス » フリーランスにおすすめの資格15選|エンジニアの単価に効くIT資格と案件データ【2026年】

公開日

2026/03/13

更新日

2026/10/21
フリーランスにおすすめの資格15選|エンジニアの単価に効くIT資格と案件データ【2026年】

フリーランスエンジニアの単価を決めるのは、資格より実務経験です。テックスペースの募集中案件299件を調べたところ、必須スキルに資格名が書かれていたのは2件だけでした。
ただし、クラウド・SAP・セキュリティのように単価が高い領域へ移るときは、資格が経験の裏付けになります。
この記事では、資格に対応するスキルの案件数・単価データ(2026年10月20日時点)、おすすめ資格15個の試験情報、目的別の取る順番を紹介します。

結論:単価を決めるのは実務経験。資格は領域を移るときに効く

テックスペースに掲載中の案件のうち、新しい順に299件の「必須スキル」欄を確認しました(2026年10月20日)。

必須スキル欄の書き方件数割合
「〇〇の経験」を求めている296件99.0%
うち「〇年以上」と年数を指定している83件27.8%
資格名を必須条件にしている2件0.7%
資格名を目安として書いている(「CCNPレベル目安」など)1件0.3%

必須スキルは、ほぼすべてが「Azure基盤の設計以降のフェーズ経験」「AWSの実務経験1年以上」のような経験の書き方です。案件検索の絞り込み項目も、言語・スキル、ポジション、単価、リモート比率、勤務地で、資格の項目はありません。

資格が必須だった2件も、条件は次のようなものでした。

  • ネットワーク・グループウェア構築の案件:プロジェクト経験3年以上に加えて、CCNP、ネットワークスペシャリスト、AWS認定ソリューションアーキテクト(プロフェッショナル)、Azure Solutions Architect Expert、PMPなどのいずれか
  • AWS運用の案件:AWS認定のプロフェッショナルまたはSysOps(現CloudOps)相当の資格証明書の提出と、AWSの実務経験1年以上

どちらも上位の資格を、実務経験とセットで求めています。資格だけで案件に入れるわけではありません。

一方で、資格が役に立つ場面もあります。

  • 実務経験がまだ浅い領域(クラウド、セキュリティなど)へ移るとき、知識の裏付けになる
  • 職務経歴書で、担当した工程の説明に説得力が出る
  • 一部の案件では、上位資格が応募条件や歓迎条件になっている
  • 面談で、設計の考え方や用語を正確に説明しやすくなる

コスモくんコスモくんポイント資格は「経験の代わり」じゃなくて「経験の裏付け」だよ。実務とセットで書くのがポイント!

資格に対応するスキルの案件数と単価(テックスペース独自データ)

資格そのものの単価は測れないので、資格に対応するスキルの案件ページで、募集中の案件数と単価の分布を比べました(2026年10月20日時点)。

主な資格対応するスキル募集中の案件月71万円以上の割合月91万円以上の割合フルリモート
AWS認定AWS1,725件50%7%14%
Microsoft Azure認定Azure666件61%14%11%
Google Cloud認定GCP305件67%13%18%
LinuCLinux977件24%1%5%
CCNA、ネットワークスペシャリストNW485件47%14%2%
情報処理安全確保支援士CSIRT※41件90%45%5%
SAP認定SAP315件79%36%11%
Salesforce認定Salesforce249件46%5%21%
データベーススペシャリストPostgreSQL468件41%6%10%
データベーススペシャリストOracle517件23%3%8%
(参考)開発言語Java1,527件22%3%7%
(参考)開発言語Python769件44%6%14%
(参考)サイト全体募集中の全案件7,210件34%7%10%
  • 単価の割合は、単価が明記された案件のうちの割合です(「スキル見合い」の案件は除く)。フルリモートの割合は、募集中の案件全体に対する割合です
  • ※CSIRTは単価が明記された案件が20件と少ないため、参考値です

表からわかることは3つです。

  • SAP、クラウド(GCP・Azure・AWS)、セキュリティは、月71万円以上の割合がサイト全体(34%)より高い
  • Java、Linux、Oracleは案件数が多い一方、月71万円以上は2割台。案件の探しやすさと単価の高さは別物
  • PM・PMO・PLのポジション別では、PLが566件、PMOが198件、PMが136件(PMの案件、PMOの案件)

これは「資格を持つと単価が上がる」ことを示すデータではありません。領域ごとの単価の傾向です。単価の高い領域に移りたいときに、その領域の資格が足がかりになる、という使い方が現実的です。

コスモくんコスモくんポイント資格選びは「その領域の案件が何件あって、単価がどのくらいか」から考えると失敗しにくいよ!

フリーランスエンジニアにおすすめの資格15選

2026年10月20日時点で、各主催団体の公式サイトで確認した試験情報です。受験料や試験の形式は変わることがあるので、申し込む前に公式サイトで確認してください。

資格主催受験料(1回)試験の形式2026年10月時点
基本情報技術者試験(FE)IPA7,500円(税込)CBT(通年)現行。2026年12月28日以降は一時休止の予定
応用情報技術者試験(AP)IPA7,500円(税込)CBT(2026年度から前期・後期)現行。2027年度以降は再編の方向(案)
AWS Certified Solutions Architect – AssociateAWS20,000円テストセンターまたはオンライン現行
AWS Certified Solutions Architect – ProfessionalAWS40,000円テストセンターまたはオンライン現行。試験の更新が予告されている
Microsoft Certified: Azure Administrator Associate(AZ-104)Microsoft受験する国・地域ごとに設定100分。日本語あり現行。12か月ごとに無料のオンライン評価で更新
Google Cloud Professional Cloud ArchitectGoogle Cloud200米ドル(税別)2時間・50〜60問。日本語あり現行。有効期間2年
LinuC レベル1LPI-Japan16,500円(税込)×2試験CBT(101試験・102試験)現行(Version 10.0)
CCNA(200-301)シスコシステムズ300米ドル120分。日本語あり現行
ネットワークスペシャリスト試験(NW)IPA7,500円(税込)CBT(前期)現行。2027年度以降は再編の方向(案)
情報処理安全確保支援士試験(SC)IPA7,500円(非課税)CBT(前期・後期)現行。合格後に登録すると「登録セキスペ」を名乗れる
データベーススペシャリスト試験(DB)IPA7,500円(税込)CBT(後期)現行。2027年度以降は再編の方向(案)
プロジェクトマネージャ試験(PM)IPA7,500円(税込)CBT(後期)現行。2027年度以降は再編の方向(案)
PMPPMIPMI会員・非会員で異なる受験には実務経験と研修受講の条件あり現行
SAP認定(Associateなど)SAP試験・購入方法で異なるSAP Learningで申し込み現行
Salesforce 認定 Platform アドミニストレーターSalesforce公式サイトで確認―現行(旧称:認定アドミニストレーター)

ここからは、領域ごとにどの資格がどんな案件につながるかを短く紹介します。

クラウド(AWS・Azure・Google Cloud)

クラウドの資格は、案件数の多さと単価の高さを両立しやすい領域です。テックスペースではAWSの案件が1,725件あり、今回調べた言語・スキルの中で最も多くなっています。

AWS認定は2025〜2026年に入れ替わりがありました。Machine Learning – Specialtyは2026年3月31日で受験が終わり、Advanced Networking – Specialtyも廃止が決まっています。SysOps Administrator – Associateは、CloudOps Engineer – Associate(SOA-C03)に名前が変わりました。これから取るなら、まずはSolutions Architect – Associateが基本です。

AWS認定ごとの年収・単価や、経験年数別の市場価値はAWSエンジニアの年収完全ガイドで詳しく紹介しています。

AzureとGoogle Cloudは、AWSより案件数は少ないものの、月71万円以上の割合はAzureが61%、GCPが67%です。AWSの案件で同時に求められるスキルの上位にもAzure(270件)が入っていて、AWSの次の選択肢になります。

インフラ・ネットワーク(LinuC・CCNA・ネットワークスペシャリスト)

LinuCとCCNAは、サーバー・ネットワークの基礎を証明する資格です。Linuxの案件は977件と多いものの、月71万円以上は24%にとどまります。

単価を上げるなら、設計・構築の上流工程へ進むことが近道です。NWの案件では月91万円以上が14%あり、Linuxの1%より高くなっています。ネットワークスペシャリストやCCNPは、設計・構築を担当する段階で効いてくる資格です。

セキュリティ(情報処理安全確保支援士)

情報処理安全確保支援士は、サイバーセキュリティの専門人材を対象にした国家資格です。合格後に登録すると「登録セキスペ」として名乗れるようになり、登録を続けるには所定の講習を受けて更新する必要があります。

CSIRTやEDRの案件は数こそ少ないものの、単価は高めです。セキュリティの資格は種類が多いので、目的別の選び方は情報セキュリティのおすすめ資格を参考にしてください。

データベース(データベーススペシャリスト)

データベーススペシャリストは、データベースの設計・チューニングの力を示す試験です。OracleやPostgreSQLの案件は、JavaやAWSと組み合わせて求められることが多く、DB単体ではなく「アプリ開発+DB設計」の経験として書くと伝わりやすくなります。

PM・上流工程(プロジェクトマネージャ試験・PMP)

PMの案件は、資格よりも「何人規模のチームを、どの工程からまとめたか」が見られます。資格が必須だった案件でも、PMPはプロジェクト経験とセットの条件でした。

PL経験を積んでからプロジェクトマネージャ試験やPMPに挑戦すると、資格と経験の両方を職務経歴書に書けます。PMPは受験の時点で実務経験の条件があるので、PMI公式サイトで要件を確認してから準備しましょう。

業務アプリ(SAP認定・Salesforce認定)

SAPは、テックスペースの中でも単価が高い領域です。SAP案件のうち月71万円以上が79%、月91万円以上が36%あります。SAP S/4HANAの案件に絞ると、単価が明記された26件のうち25件が月71万円以上でした。

SAP認定には業務領域ごとの試験があります。案件でも「SAP FI-CO」「SAP SD」のようにモジュール単位で募集されるので、実務で触れているモジュールの認定から取るのが自然です。

Salesforceの案件は249件で、フルリモートの割合が21%と高めです。249件のうち121件で、Apex(Salesforceの開発言語)が一緒に求められています。

基礎(基本情報・応用情報)

基本情報技術者試験と応用情報技術者試験は、ITの基礎知識を幅広く証明する国家試験です。実務経験が数年ある人にとっては単価への直接の効果は小さいものの、高度試験や情報処理安全確保支援士の一部免除につながります(応用情報の合格者は、高度試験の科目A-1が一定期間免除されます)。

情報処理技術者試験は2026〜2027年に大きく変わる

IPAの試験は、2026年度から実施方法が変わり、2027年度からは試験区分そのものが見直される予定です。

時期変わること
2026年度応用情報・高度試験・情報処理安全確保支援士が、紙の試験からCBTに。春期・秋期ではなく前期・後期に分けて実施
2026年度前期応用情報、ITストラテジスト、システムアーキテクト、ネットワークスペシャリスト、ITサービスマネージャ、情報処理安全確保支援士
2026年度後期応用情報、プロジェクトマネージャ、データベーススペシャリスト、エンベデッドシステムスペシャリスト、システム監査技術者、情報処理安全確保支援士(2027年2〜3月に実施)
2026年12月28日以降基本情報、情報セキュリティマネジメント、ITパスポートのCBT試験が一時休止の予定(システムの入れ替えのため。再開時期はIPAが案内する)
2027年度〜(案)新しい試験制度へ移行する見通し。応用情報と高度試験は「プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)」に統合する方向

CBTになっても、出題範囲・出題形式・問題数・試験時間は変わりません。午前・午後の名前が「科目A」「科目B」に変わり、記述式・論述式もキーボードで解答します。

2027年度からの制度は2026年10月時点で「案」です。ネットワークスペシャリストやプロジェクトマネージャなど、取りたい区分がある人は、IPAの最新情報を確認しながら受験時期を決めましょう。

コスモくんコスモくん注意IPAの試験は日程と区分が変わっている途中だよ。受けたい区分が前期か後期か、IPAの公式サイトで確認してね。

目的別:資格を取る順番

どの資格から取るかは、目指す案件から逆算すると決めやすくなります。

目的取る順番の例あわせて積みたい実務経験
クラウド案件に移るAWS Solutions Architect – Associate → Azure・Google Cloudの認定 → AWS Solutions Architect – Professional設計・構築の経験、Terraformなどの構成管理
SAP案件で単価を上げる担当モジュールのSAP認定 → S/4HANA関連の認定導入・移行プロジェクトでのモジュール担当
セキュリティ案件に移る情報セキュリティマネジメント → 応用情報 → 情報処理安全確保支援士インシデント対応、EDR・WAFの運用
PM・上流に進む応用情報 → プロジェクトマネージャ試験、またはPMPPLとしてのチーム運営、要件定義
インフラの単価を上げるLinuC・CCNA → ネットワークスペシャリストやCCNP運用・保守から設計・構築への移行

クラウドの次の一歩として、IaCとコンテナの経験も単価に効きます。テックスペースでは、Terraformの案件の70%、Kubernetesの案件の56%が月71万円以上です(単価が明記された案件のうち)。フルリモートの割合も、Terraformが23%、Kubernetesが24%と高めです。

コスモくんコスモくんヒント目指す領域が決まったら、AWSやSAPの案件ページで、実際に求められているスキルを見てみてね!

エンジニアの単価に直接は効かない資格

検索すると「フリーランスにおすすめの資格」として、次のような資格もよく紹介されます。どれも価値のある資格ですが、エンジニア案件の単価に直接つながるものではありません。

  • 中小企業診断士、社会保険労務士、税理士:独立した士業やコンサルティングの資格。開発・インフラ案件の応募条件になることはほとんどない
  • FP(ファイナンシャル・プランニング技能検定):自分のお金の管理には役立つが、案件の単価には関係しない
  • TOEIC:英語を使う案件で、英語力を示す材料にはなる
  • Webマーケティング系の検定:マーケティング職向け。エンジニアが取るなら、提案の幅を広げる目的になる

時間とお金を投じるなら、まずは自分の領域の技術資格か、実務経験そのものを優先するのがおすすめです。

資格を単価アップにつなげる使い方

資格は取っただけでは単価に反映されません。案件の選考で伝わる形にすることが大切です。

  • 職務経歴書に正式名称と取得年月を書く:「AWS認定(SAA)」ではなく「AWS Certified Solutions Architect – Associate(2026年5月取得)」のように書く。書き方はフリーランスエンジニアの職務経歴書の書き方で、テンプレートと記入例を紹介しています
  • 資格と実務を1行でつなげる:「SAAの知識をもとに、EC2からECSへの移行設計を担当」のように、資格で学んだことを実際の業務に結びつける
  • 面談で具体例を話す:資格名を言うより、「この構成にした理由」を説明できるほうが評価につながりやすい
  • 単価交渉では資格だけを根拠にしない:担当できる工程や、前の案件での成果とセットで伝える

よくある質問

フリーランスエンジニアに資格は必要ですか?

必須ではありません。テックスペースの募集中案件299件のうち、必須スキルに資格名があったのは2件でした。案件の条件はほとんどが実務経験です。ただし、経験の浅い領域に移るときは、資格が知識の裏付けになります。

フリーランスで稼げる資格はどれですか?

資格そのものより、領域で考えるのが現実的です。テックスペースのデータでは、SAP、Google Cloud、Azure、AWS、セキュリティの案件は、月71万円以上の割合がサイト全体より高くなっています。その領域の資格と実務経験をセットで積むと、単価の高い案件に応募しやすくなります。

SESで単価を上げるには、資格取得が有効ですか?

資格手当などの扱いは会社の制度によります。案件の単価を上げるという意味では、資格より「担当できる工程を上げる」(運用から構築へ、構築から設計へ)ほうが効きます。資格は、その工程に移るための勉強の目標として使うのがおすすめです。

職務経歴書には資格をいくつ書けばいいですか?

応募する案件に関係する資格を優先して書きます。関係の薄い資格をたくさん並べるより、案件の領域に合う資格を、関連する実務経験と一緒に書くほうが伝わります。

未経験の分野でも、資格があれば案件に入れますか?

資格だけで入れる案件は多くありません。必須スキル欄のほとんどが「〇〇の経験」だからです。今の経験に近い領域(例:オンプレミスのインフラからクラウドへ)から少しずつ広げるのが現実的です。

まとめ

  • フリーランスエンジニアの案件は、ほぼすべてが実務経験を条件にしている。資格が必須だったのは299件中2件
  • 資格は、クラウド・SAP・セキュリティなど単価の高い領域へ移るときの足がかりになる
  • テックスペースのデータでは、SAP(79%)、GCP(67%)、Azure(61%)、AWS(50%)は月71万円以上の割合がサイト全体(34%)より高い
  • 情報処理技術者試験は2026年度からCBTに変わり、2027年度から再編の予定。受験前にIPAの最新情報を確認する
  • 資格は、正式名称・取得年月・関連する実務とセットで職務経歴書に書く

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この記事を書いた人

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