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Home » お役立ちコラム » 案件獲得 » フリーランスエンジニアの単価相場と上げ方|言語別の単価表・交渉例文・精算幅の計算【2026年】

公開日

2025/12/19

更新日

2026/10/21
フリーランスエンジニアの単価相場と上げ方|言語別の単価表・交渉例文・精算幅の計算【2026年】

フリーランスエンジニアの単価は、月61〜70万円の帯がいちばん多く、単価が明記された案件の約64%が月61万円以上です。単価を上げる手段は「スキル領域を移る」「担当範囲を広げる」「交渉する」の3つです。
この記事では、テックスペースの募集中案件7,210件の単価データと、言語・スキル別の単価表(月71万円以上の割合・最多の単価帯)、NG/OKで比べる交渉の例文、精算幅と超過・控除単価の計算例を紹介します。

結論:単価相場は月61〜70万円帯。上げる手段は3つ

テックスペースの募集中案件のデータ(2026年10月20日時点)から、相場をまとめると次のとおりです。

項目数字
最も多い単価帯月61〜70万円(30.2%)
月61万円以上の割合64.3%
月71万円以上の割合34.1%
月91万円以上の割合6.9%
フルリモート(100%)の割合9.5%
契約形態ほぼ準委任(請負は0件)

単価を上げる手段は、次の3つに分けられます。

手段やること効き方
スキル領域の移動単価の高い言語・領域へ、今のスキルの隣から移る狙える単価帯そのものが変わる
担当範囲を広げる設計・リーダー・顧客折衝など、役割を1段上げる同じ現場・同じ技術でも単価が変わる
交渉更新のタイミングで、根拠を添えて増額を相談する今の契約の単価を上げる

コスモくんコスモくんポイント交渉だけで上がる幅には限りがあるよ。どの領域で、どの役割を担うかで、狙える単価帯そのものが変わるのがポイントだよ!

フリーランスエンジニアの単価相場(2026年10月20日時点)

単価帯別の案件数

テックスペースの募集中案件7,210件のうち、月額単価が明記されている3,574件の内訳です。数字は各単価ページの件数から取りました(税込・税抜の扱いは「よくある質問」で説明しています)。

月額単価件数割合年収換算(月額×12)
〜50万円438件12.3%〜600万円
51〜60万円837件23.4%612〜720万円
61〜70万円1,079件30.2%732〜840万円
71〜90万円972件27.2%852〜1,080万円
91〜110万円135件3.8%1,092〜1,320万円
111〜130万円67件1.9%1,332〜1,560万円
131万円以上46件1.3%1,572万円〜
  • いちばん多いのは月61〜70万円の帯。真ん中の案件(中央値)もこの帯に入る
  • 月71万円以上は34.1%。月91万円以上になると6.9%まで減る
  • 年収換算は、12か月続けて稼働した場合の単純計算です。経費・税金・社会保険料を引く前の金額です

このほか、単価が「スキル見合い」の案件が2,293件あります。経験や面談の評価で金額が決まる案件です。年収の目安や手取りの考え方は、フリーランスエンジニアの年収相場で紹介しています。

言語・スキル別の単価表

同じ日に、言語・スキルごとの案件ページを集計しました。「月71万円以上の割合」と「最多の単価帯」は、単価が明記された案件を分母にしています。フルリモートの割合は、募集中の案件数が分母です。

プログラミング言語・フレームワーク

言語募集中単価明記最多の単価帯月71万円以上月91万円以上フルリモート
Go84件45件71〜90万円64.4%20.0%27.4%
React452件263件71〜90万円56.3%6.1%17.9%
Ruby90件68件71〜90万円55.9%2.9%27.8%
TypeScript591件365件71〜90万円51.8%5.8%20.0%
Kotlin130件63件71〜90万円46.0%4.8%21.5%
Python773件389件71〜90万円44.2%5.7%14.5%
Vue.js230件112件61〜70万円31.2%2.7%18.3%
JavaScript560件282件61〜70万円26.6%2.1%12.5%
PHP322件146件61〜70万円24.0%8.9%19.6%
Java1,535件698件51〜60万円22.2%2.7%6.7%
C++238件137件51〜60万円16.1%2.2%1.7%
C#463件251件51〜60万円14.3%3.6%9.1%
COBOL385件158件51〜60万円3.8%1.3%2.6%
C142件70件51〜60万円1.4%0.0%4.2%

クラウド・インフラ・業務領域

スキル募集中単価明記最多の単価帯月71万円以上月91万円以上フルリモート
SAP315件135件71〜90万円79.3%36.3%10.8%
LLM209件117件71〜90万円72.6%16.2%21.1%
Terraform221件111件71〜90万円70.3%9.9%23.5%
GCP305件180件71〜90万円66.7%13.3%18.4%
Azure672件356件71〜90万円61.2%14.0%10.9%
Kubernetes154件69件71〜90万円56.5%24.6%24.0%
AWS1,742件873件71〜90万円49.9%7.2%14.2%
Salesforce250件120件61〜70万円45.8%5.0%21.6%
Linux991件410件61〜70万円24.1%1.5%5.0%
案件全体7,210件3,574件61〜70万円34.1%6.9%9.5%

表から読み取れることは、次の3つです。

  • 案件数が多い言語ほど高いわけではない。Javaは案件数が最多クラスだが、月71万円以上は22.2%で全体より低い
  • クラウド・IaC・SAP・LLMは、月71万円以上が5割を超える。SAPは月91万円以上も36.3%ある
  • フルリモートは言語で差が大きい。Go・Rubyは約27%、C++・COBOLは3%未満

GoとRubyは単価明記の案件が50〜70件ほどと少ないため、割合は振れやすい点に注意してください。

コスモくんコスモくんポイント単価は「どの言語を書けるか」より「どの領域の案件に入るか」で差がつくよ。自分の言語の行と、全体の34.1%を比べてみてね!

契約形態はほぼ準委任

月額単価で稼働する案件は、ほぼすべて準委任契約です。

データ準委任派遣請負
取込データ(2025年12月、契約形態の記載がある301件)298件(99.0%)3件(1.0%)0件
募集中の案件ページ(2026年10月20日、179件を確認)169件(94.4%)10件(5.6%)0件

準委任では、単価に加えて精算幅と超過・控除単価で毎月の報酬が決まります。計算のしかたは後の「精算幅の読み方」で紹介します。契約の種類の違いは、委任と委託の違いで整理しています。

単価が決まる要素

単価は、次の6つの組み合わせで決まります。

要素単価が上がりやすい条件テックスペースのデータ
スキル領域クラウド・IaC・SAP・LLMなど、人が足りない領域月71万円以上:SAP 79.3%、Java 22.2%
担当範囲設計・リーダー・PM・顧客折衝を含むリーダー・PMなどを含む案件の単価(上限)の中央値は70万円、それ以外は60万円
実績同じ業界・同じ規模の経験を、数字で示せる(案件ごとの必須スキル欄で確認)
商流発注元(エンド企業)に近いテックスペースはエンド直・元請直の案件を掲載
稼働条件週5日・出社ありは、人が集まりにくいぶん上がることがあるフルリモートは全体の9.5%
精算条件精算幅の下限が低い、控除がない精算幅は「150-180h」が84.9%

担当範囲のデータは、2026年10月20日に募集中の案件ページ179件(うち単価明記156件)を確認したものです。タイトルや業務内容に「リーダー」「PL」「PM」「マネジメント」「統括」を含む23件と、それ以外の133件を比べました。件数が少ないため、目安として見てください。

商流とSESの単価

商流とは、発注元から自分までの間に何社が入っているかのことです。間に入る会社が多いほど、それぞれの手数料が引かれ、自分に届く単価は下がります。

SES企業の会社員の場合、客先がSES企業に払う単価と、本人の給料は別物です。フリーランスになると、契約先から受け取る単価がそのまま売上になります。そのかわり、税金・社会保険料・経費は自分で払います。

単価の上げ方

スキル領域を「隣」に移す

いきなり別の分野に行く必要はありません。今のスキルと一緒に求められているスキルから移ると、実務経験を活かしたまま単価帯を上げられます。各言語ページの「同時に求められるスキル」に出てくる組み合わせで比べると、次のとおりです。

今のスキル月71万円以上隣のスキル月71万円以上
Java22.2%Spring Boot(Java案件の433件が併用)36.8%
Java22.2%AWS(Java案件の381件が併用)49.9%
JavaScript26.6%TypeScript(JavaScript案件の128件が併用)51.8%
Linux24.1%AWS(Linux案件の316件が併用)49.9%
Linux24.1%Terraform70.3%
Python44.2%LLM(Python案件の119件が併用)72.6%
COBOL3.8%Java(COBOL案件の63件が併用)22.2%

具体的には、次のように動きます。

  1. 自分の言語ページを開き、「同時に求められるスキル」を確認する
  2. その中で、月71万円以上の割合が高いスキルを1つ選ぶ
  3. 今の現場で、そのスキルに触れる作業を引き受ける(例:AWSの構成変更、TypeScriptへの移行、Terraformでの環境構築)
  4. 3か月ほど続けたら、職務経歴書に「何を・どの規模で・どう変えたか」を書き足す

資格は、実務経験を補う材料として使えます。エンジニア向けの資格はフリーランスにおすすめの資格、AWSの資格と単価の関係はAWS資格と年収で紹介しています。

担当範囲を1段上げる

同じ現場・同じ技術でも、役割で単価は変わります。2026年10月20日に募集中だった案件には、同じ常駐先の情報システム運用で、リーダー枠が月〜70万円、メンバー枠が月45〜50万円という例がありました。

1段上げるときの目安は、次のとおりです。

今の役割次の役割現場で引き受けること
実装・テスト詳細設計担当機能の設計書を書く、レビューを受ける
詳細設計基本設計・要件定義顧客との打ち合わせに同席し、議事録と課題表を持つ
メンバーリーダー(PL)2〜3人のタスク管理とコードレビューを持つ
運用・監視運用設計手順書の改善、監視項目や障害対応フローの設計を持つ

役割が上がったら、その時点で記録を残しておきます。「いつから・何人の・何を担当したか」が、次の交渉と職務経歴書の根拠になります。書き方はフリーランスエンジニアの職務経歴書の書き方を参考にしてください。

案件を変えるときに単価帯を上げる

今の現場で増額が難しい場合は、契約の更新時に案件を移るのも手段の1つです。新しい案件では、希望単価を自分から提示できます。

希望単価は、次の3つの数字を先に決めておくと迷いません。

決める数字決め方例(Pythonで設計まで担当できる人)
下限生活費・経費・税金の取り置きから逆算し、これ以下は受けない額月65万円
希望言語ページで、自分の経験で応募できる案件が多い単価帯の上側月75万円
最初に伝える額希望に少し上乗せした額月80万円

単価交渉の進め方

交渉のタイミング

増額の相談は、契約更新の1か月以上前に切り出すのが現実的です。更新の直前だと、発注元の予算が決まったあとになりやすいためです。次のような変化があった月も、切り出すきっかけになります。

  • 担当範囲が広がった(設計・リーダー・顧客対応を任された)
  • 新しい技術の担当になった(クラウド移行、AI機能の開発など)
  • 稼働時間が精算幅の上限近くで続いている

エージェントや仲介会社を通した契約では、相談する相手は現場の担当者ではなく、契約先の営業担当です。

例文:NGとOKの比べ方

増額を相談する

例文
NG生活が苦しいので、単価を上げていただけないでしょうか。
OK4月から、メンバー3名のタスク管理とコードレビューを担当しています。担当範囲が広がったため、次回の更新から月5万円の増額をご検討いただけないでしょうか。

NGは理由が自分の事情だけで、発注側が社内で説明できません。OKは「何が変わったか」と「いくら・いつから」がそろっています。

相場を根拠にする

例文
NGほかの案件なら80万円もらえるので、上げてもらえないなら辞めます。
OK同じTypeScript・React案件の募集では、月71〜90万円の帯が最も多くなっています。現在の担当内容を踏まえ、月75万円をご相談させてください。

NGは脅しに聞こえ、関係が悪くなります。OKは公開データを根拠にし、金額を1つに絞っています。

値下げを求められた

例文
NGわかりました。来月から5万円下げてかまいません。
OK単価は現状のまま、テスト工程を担当範囲から外す形ではいかがでしょうか。単価を下げる場合は、精算幅もあわせて140〜180時間から130〜160時間に見直していただけると助かります。

NGは担当範囲がそのままで、単価だけが下がります。OKは「範囲」か「時間」とセットで調整しています。

新しい案件で希望単価を聞かれた

例文
NGいくらでも大丈夫です。お任せします。
OK希望は月80万円です。AWSでの設計経験が2年あるため、この金額で考えています。業務内容によってはご相談に応じます。

金額を伝えないと、相手の予算の下限で決まりやすくなります。

単価以外で調整できる条件

増額が難しいと言われたら、単価以外の条件で実質的な報酬を上げられないか相談します。

  • 精算幅の下限を下げる(例:150〜180時間 → 140〜180時間)
  • 控除なしの固定にしてもらう
  • リモートの日数を増やして、通勤の時間と費用を減らす
  • 次回の更新時に、改めて単価を見直すことを約束してもらう

コスモくんコスモくん注意1か月以上の業務委託では、発注者が報酬を一方的に減らすことや、相場より著しく低い報酬を不当に決めること(買いたたき)は、フリーランス新法で禁止されているよ。

フリーランス新法(フリーランス・事業者間取引適正化等法)の禁止行為は、公正取引委員会のフリーランス法特設ページとQ&Aで確認できます。

精算幅の読み方

精算幅と超過・控除単価とは

準委任の案件では、「月70万円・精算140〜180h」のように、単価と精算幅がセットで書かれています。

  • 精算幅:単価のまま支払われる、月の稼働時間の範囲
  • 超過単価:上限を超えた1時間あたりに、追加で支払われる額
  • 控除単価:下限を下回った1時間あたりに、差し引かれる額

テックスペースで2026年10月20日に募集中だった案件179件の精算幅は、次のとおりです。

精算幅件数割合
150-180h152件84.9%
150-200h15件8.4%
150-190h11件6.1%
150-160h1件0.6%

超過・控除単価の計算方法

計算方法は「上下割」と「中間割」の2つが一般的です。どちらになるかは契約書で決まります。

方式超過単価控除単価
上下割月額単価 ÷ 上限時間月額単価 ÷ 下限時間
中間割月額単価 ÷ 上限と下限の中間月額単価 ÷ 上限と下限の中間

計算例:月70万円・精算140〜180h

円未満を切り捨てた場合の計算です。

上下割中間割
超過単価700,000 ÷ 180 = 3,888円700,000 ÷ 160 = 4,375円
控除単価700,000 ÷ 140 = 5,000円700,000 ÷ 160 = 4,375円
190時間働いた月(10時間超過)700,000 + 3,888 × 10 = 738,880円700,000 + 4,375 × 10 = 743,750円
130時間だった月(10時間不足)700,000 − 5,000 × 10 = 650,000円700,000 − 4,375 × 10 = 656,250円

テックスペースで多い150〜180hの場合は、上下割で超過単価3,888円・控除単価4,666円、中間割(165時間)で4,242円です。

時給に直すと見える差

精算幅の中では、何時間働いても報酬は同じです。そのため、時給に直すと稼働時間で差が出ます(円未満切り捨て)。

月70万円・精算140〜180hで時給換算
140時間働いた月5,000円
160時間働いた月4,375円
180時間働いた月3,888円

単価だけで案件を比べると、見落としが出ます。たとえば「月75万円・精算160〜200h」の案件は、下限の160時間で働いても時給は4,687円です。「月70万円・精算140〜180h」の案件で140時間働いた場合(5,000円)より低くなります。

コスモくんコスモくん注意単価が高く見えても、精算幅の下限が高いと時給は下がるよ。案件を比べるときは「月額 ÷ 下限時間」も計算してみてね。

契約前には、次の点も確認しておきます。

  • 上下割か中間割か、固定(精算なし)か
  • 稼働時間を何分単位で数えるか(15分、30分など)
  • 計算で出た端数の扱い(円未満の切り捨てなど)
  • 稼働時間の報告方法と締め日

よくある質問

案件の単価は税込ですか?税抜ですか?

案件によって異なります。テックスペースの案件ページでは、単価は「インボイスに登録している場合の金額(税抜)」で、登録していない場合は税込の金額になる旨が書かれています。消費税の納め方はインボイスの消費税はいつ払う?で紹介しています。

月70万円の案件は年収でいくらになりますか?

12か月続けて稼働した場合、売上は840万円です。ここから経費・所得税・住民税・国民健康保険料・国民年金保険料を払います。手取りの考え方はフリーランスエンジニアの年収相場を参考にしてください。

SESの単価と、フリーランスの単価は何が違いますか?

SESの単価は客先がSES企業に払う金額で、会社員の給料とは別です。フリーランスは、契約先から受け取る単価がそのまま売上になります。どちらも契約は一般的に準委任で、精算幅で毎月の金額が決まる点は同じです。

単価交渉で、更新を打ち切られることはありますか?

可能性はあります。発注側の予算に上限があるためです。根拠と金額をそろえて「ご検討いただけないでしょうか」と相談の形で伝え、難しい場合は精算幅やリモート日数など単価以外の条件を代わりに相談すると、関係を保ったまま交渉できます。

経験が浅くても単価を上げられますか?

担当範囲を1段上げる方法なら、経験年数にかかわらず取り組めます。まずは単価帯の件数が多い月51〜70万円の案件で実務経験を積みながら、詳細設計やレビューなど次の役割を引き受けていくのが現実的です。

まとめ

  • テックスペースの案件は、月61〜70万円の帯が最多。月71万円以上は34.1%、月91万円以上は6.9%
  • 言語・スキルで差が大きい。月71万円以上はSAP 79.3%、LLM 72.6%、Java 22.2%、COBOL 3.8%
  • 単価を上げる手段は「スキル領域を隣に移す」「担当範囲を1段上げる」「根拠をそろえて交渉する」の3つ
  • 交渉は更新の1か月以上前に、「何が変わったか」と「いくら・いつから」をセットで伝える
  • 案件を比べるときは、精算幅と超過・控除単価を時給に直して比べる

コスモくんコスモくんヒント自分の言語の単価帯は、表の言語名から案件ページで確認できるよ。月71〜90万円の案件一覧も見て、気になる案件には無料の会員登録をしてエントリーしてね!

この記事を書いた人

TechSpace(テックスペース)編集部

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